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日本の皆様へ

ミャンマーは 人口6242万人、面積も67万平方kmで、日本の国土の約1.8倍です。2011年に、長年続いた軍政統治から民政移管しました。「アジア最貧国」とされ、GNPは少なく、インフラも整っていませんが、「最後のフロンティア」として、いま最も注目を浴びている国です。外国企業の進出もどんどん増えています。

国土は南北に細長く、地方によって温帯と熱帯に分かれています。かつての首都だったヤンゴンは、人口約540万人の最大都市で、企業が集中しています。2006年に、新しく建設された都市ネピドーに首都が移され、行政機関が集められました。

基本データ

国名
ミャンマー連邦共和国
英語名
Republic of the Union of Myanmar
人口
約6,242万人
面積
67万平方km
首都
ネーピードー(Naypyitaw)
言語
ビルマ語他
人種
ビルマ人(約70%)他135の少数民族
宗教
仏教、キリスト教、イスラム教他
政治体制
議会制民主主義(2011年3月軍政より民政移管)
主要産業
農業、畜産水産業、林業
GDP
87.3億米ドル(IMF2012年推計)
為替レート
1[米ドル/USD]=約965[チャット/Ks](2012年4月、管理変動相場制を導入)
  • 本当の「ミャンマー人」の姿

    一般的にミャンマー人は「勤勉」「素直」「正直」「素朴」と評され、さらには日本人との共通点が多いといわれるミャンマー人ですが、実際にはどうなのでしょうか? 一言で「ミャンマー人」といっても、もちろん個人差があり、いい人もいれば悪い人もいる、優秀な人もいればそうでない人もいます。それぞれの個性に合わせて指導し、一緒に学んでいける関係を築きたいものです。

  • 言われた事はきちんと実行します

    一番に感じることは、(にこやかで穏やかな性格が多いですが)比較的感情を表情に出しません。あまり文句も言わず作業に取り掛かるので、こちらが言ったことはそのままやってくれるように感じます。その点から「まじめ」と捉えるられる事が多いと考えられます。

  • 敬虔な仏教徒、素朴な国民性

    ミャンマーでは、人口の約85%が仏教徒です。お寺が教育の役割も担っており、貧しくて学校に行けない子どもも寺子屋で無料で学べるため、識字率は先進国並みの高さです。 また歴史的な背景から親日家が多く、日本人にとってはコミュニケーションが取りやすい、といわれています。 敬虔な仏教徒ゆえ、先生や上司などを敬い、その指示には素直に従います。たとえば中国人などは、業務を指示する際に細かな理由を説明し、納得させる必要がありますが、その点ミャンマー人は、説明がなくても素直に作業に取り組む傾向があります。

  • 「素直」の落とし穴

    とはいえ、素直な性格はかならずしも業務にプラスに作用するとはいえません。上司に指示されたとき、たとえ疑問や納得できない点があっても、遠慮をして質問や意見を言えないからです。たとえば、上司が納期を伝え、研修生が「はい」と答えます。上司は「納期までにできる」ととらえて安心してしますが、彼らは「できない」と言えないまま、納期が過ぎた後でやっと報告が上がってくることもあります。雇用者は常に気を配り、ときどき進捗状況を聞いてあげることが大切です。

  • 親は絶対的な存在

    ミャンマー人は親をとても敬い、親の言うことに反抗しません。大家族で住んでいることが多く、長男や長女が一家の家計を支えていることも少なくありません。それゆえ、たとえ本人にやる気があっても、親が仕事内容や給料に納得しないと反対され、それに従うことも見られます。そういった文化を理解して、冠婚葬祭の参加や、親の面倒を見たい、という意思を尊重してあげることが大切です。

  • しかるときには注意が必要

    ミャンマーの若者たちは、学校や家庭、職場で怒られた経験があまりありません。それゆえ、日本人と同じ感覚でいきなりどなると自尊心が傷つき、すぐに退職してしまうこともあるので気を付けましょう。叱るときは皆がいない所で、ほめるときは皆の前で、という工夫も大切です。

  • どうやって分からせるか?

    業務で失敗したときにはただ叱るのではなく、どうしてミスをしたのか、どうすればミスをなくせるのか、などを順序立てて説明してあげるとよいでしょう。日本人とミャンマー人は似ているといわれますが、同年代の日本の若者に比べ、打たれ弱い部分があります。きっちりと話し合って、ひとつひとつ課題を解決すること、そして信頼感を育てることが大切です。

  • 家族ぐるみで面倒をみる

    ほとんどの実習生にとって来日は初めてなので、知人・友人がいないことがほとんどです。また、日本は食べ物、習慣、気候が大きく違うので、環境に慣れるまでは精神的負担が大きく、ホームシックで就業や勉強に集中できない、というケースもあり得ます。ときどきは外に連れ出すなど、ストレスを発散させる機会を設けるとよいでしょう。 また、若い実習生には家族のように接することも大切です。仲間意識・帰属意識が芽生え、意欲が高まり、大切な戦力となってくれることでしょう。

  • 年功序列の難しさ

    ミャンマー人では年上を敬う反面、年功序列の意識を強く持っています。指導者・支持者のスキルに関係なく、自分よりも年下の人間から命令口調で指示されることに抵抗を持ちがちです。